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◆2007/07/16(月)
生まれた日に想ったこと
バースディはしんみりと過ぎていきました(笑)
20代最後の一年の幕開けです。
ステキな30代を迎えるためにも、 生まれてから積み重ねてきた一日一日を、 これからも毎日楽しみたいとあらためて思いました。
夢を追いかけてジタバタしていたら、 あっという間に10年の月日が流れていました。
できるかなの、のっぽさんに憧れ、アニメが大好きだった私が、 この業界に入るきっかけになった声優とは違う道ではあるけれど、 アニメなどのキャラクターと接点のあるホビー業界に身をおいていること、 模型だったり、原稿だったり、日々何かを作っていることは、 なんだかとても不思議な感覚です。
そんな夢を追いかけて10年目、 模型の仕事を本格的にスタートして5年目の私が、 今の自分の居場所が好きだと、最近やっと思えるようになりました。
少し前の私は模型スキルも知識もゼロからスタートということが、 大きなコンプレックスで、自分のことを恥ずかしく思っていたし、 手を動かさないと上達しないという強迫観念に取り付かれ、 模型製作で一つでも失敗すると、ひどく落ち込んでばかりでした。
本来楽しむはずの趣味である模型が、 その時の私にはちっとも楽しくなくて、 苦痛でしかありませんでした。
こんなにぐらぐらしている中途半端な気持ちのままで、 「オオゴシ*トモエ」として仕事をしていては、 私に仕事をオファーしてくださった人、 一緒に仕事をしている人、 応援してくださっている人を裏切ることになってしまうと、 とても後ろめたい気持ちになってしまって、 余計に磨り減っていたように思います。
ペラペラの自分を見透かされることがとにかく怖くて、 弱い気持ちや悩みを悟られないように、 「楽しいです!」「頑張ります!」と無理に笑っていたのです。
私にはこの仕事は向いていないんだと、 こんな自分じゃ「模型の楽しさを一人でも多くの人に伝える」 なんてことはできないと何度も逃げたいとビクビクしていました。
心の中のアクマが甘〜い声でささくのですよ、 「そんなにイヤなことだったらやめちゃえばいいじゃん」って。 どんなに揺らいだことか!(笑)
でも、ここでやめてしまったら、 10年前のあの日、家を飛び出した自分を、 これまでの自分を否定することになってしまうと思いました。
スキルがないことをいくら嘆いても、 知識や経験は身につかない。
だったら、模型を続けていくこと、 一つ一つ知識や技術を身につけていくこと、 そしてそれを多くの方に見ていただくことを、 私にしかできないことだと思えるようにしたら?と考えたのです。
それでも、こんな私でも5年前にはできなかったことが、 こんなにたくさんできるじゃないか、 だったらもう5年模型を作り続けたら……という希望もかすかですが、 生まれてきました。
最近になってようやく模型が楽しいと思えるようになりました。
まだまだ失敗や悔しい思いも毎日のようにしますが(笑)、 それでも日々得ることがあるって幸せだなと思っています。
子供の頃、今の私の年齢の大人を見ると、あたかも完璧な人間に思えて、 迷いや葛藤なんてないんだと想像していたけれど、 実際の自分は、毎日迷ったり、葛藤したり、悩んだりしていて、 ぜんぜん完璧な大人なんかじゃないありさまです。
きっと、いくつになっても完璧な大人にはなれないんだろうなと思うし、 何年模型を続けても完璧なモデラーにはなれないとは思うのですが、 悩んだり、回り道をしたりすることで、いろいろなことがわかったり、 あるいは少しでも優しい気持ちで、 いろいろな人に接することができたりできるなら、 人生も、模型人生も、逆境をもっともっと楽しめると、 感じられるようになりました。
一年後の私がどこまで成長できているのかはわかりませんが、 今日の、この気持ちに恥じないような女性であり、 モデラーになっていたいと思います。
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